ジュネーブ日記(2023/4/29後編)・プレミアムエコノミー@LX160

この1ヶ月ほど、書き続けてきた2023/4のジュネーブ日記、これが(まとめページを除くと)最後の記録になる。4/29の続き、つまりチューリッヒから成田までのLX160の記録。

ここの記録は、満を持して記そうと思う。というのも、タイトルにも記したのだがこの便ではプレミアムエコノミーにしたから。それも自腹で差額を払って。

初めにプレミアムエコノミーした経緯だけ記しておこうと思う。もし帰路の便で、前回の通り50A(または50K)なら、座席指定代払って確保しようかと思ったのだが、あいにく今回は発券時点確保できなかったので、プレミアムエコノミーへの upgrade offer をかけていた。280CHFで入札していた。

ところが、出発前の前の日曜日(4/9)、ひょんなことから予約を確認すると25,650円払えば、プレミアムエコノミーにアップグレードできるという案内を発券、迷わずアップグレードを実施、その数日後、座席確認すると窓際が1席しかないことに気がつき座席指定を実施(6,875円)。こうして先に帰りのLX便の座席予約をして、今回の出張に至った。

ということで、早めに搭乗。ビジネスはいつも通りあっさりスルーして、

プレミアムエコノミー区画に。

今回の座席は最前列の20A。

細部をチェックする。まずは電源とフットレストから。

肘掛けに置いてあった筆箱状のものは、アメニティグッズ。目隠しと歯磨きセットと耳栓。なお箱は紙製。プラ削減の目的なのだろうか。

さて、ここ20Aであるが、最大の懸念事項はこれ。

LX B777-300 seat mapの通り、20A(と20K)は、窓際ならぬ壁際(窓なし)の席として扱われている。ちょうど非常ドアの直後の席なのだ。

完全に壁際でなく、非常ドアの小窓はあるにはある。上半身をかがめるとこんな感じで外を眺めることはできる(離陸前に撮影したもの)。

と、搭乗直後の座席チェックはここまでにして、席に落ち着く。

エコノミークラスではあるが、ウェルカムドリンクがやってきた。ノンアルコールのロゼワイン。

ほどなく食事メニューが配られる。

運ばれた食事はこんな感じだ。普通のエコノミーに比べると、トレイ・食器類に加えチーズとデザートで差別化した感じだ。

食後のコーヒーも紙コップではない。

なお、この時だけディスプレイを立ち上げたが最前列は、肘掛けから国旗掲揚の感じでディスプレーを垂直に出して(A席だと)時計回りに90度回転させてこんな感じに使う形になる。あとの2列のディスプレイは、こんな感じ。LXのプレエコ紹介サイトから直接引用する。

https://www.swiss.com/content/dam/lx/images/local_images/premium-economy/swiss-premium-economy-2022-content-4.jpg.transform/lh-dcep-transform-width-1440/img.jpg

蛇足であるが、このディスプレイ、22D, 22Gの背後にも設置されている。おそらくエコノミー向けのマップ表示だけ提供しているように見える。

と、ここまで、プレエコらしい設備の紹介を記した。写真こそないが、シートのリクライニング具合は、おそらくANAのプレエコとそう変わらない。ただ背もたれを倒す形で無く、座面を前にスライドさせてリクライニングさせる機構になっている。リクライニングさせる際にお尻の体重の掛け方に少しコツがいる、ということだけ書き残しておこうと思う。

食事を済ませ、前回同様、暗くなる前のジョージア付近の山々の光景を眺める。あいにくエルブルス山は拝むことはできなかったが、配下の山肌は一瞬見ることができた。前屈みになってその様子を収める。プレエコ席で地上を眺められるのはおそらく20A, 20Kだけと思うが、席を選ぶなら、最後列の22A, 22Kが一番いいかもしれない。(一方で、20B, 20Jは前面にシートポケットがなく、小物を手元に置く場所がない。なのでこの二つは避けたほうがいいかも)


一旦暗くなり、日付が変わって朝を迎え、到着2時間ほど前に朝食が出てきた。

この日(4/30)の日本は天候的に悪く、大雨の中の着陸になった。

ということで、3万強ほど投じ自腹でアップグレードしたLX160のプレミアムエコノミー。結論から言うと、今回に限っては投じた甲斐があったのではないかと思う。シートが広かったせい&電源があるせいで、PC広げて左右気にせず作業もできたし、足元は広かったし(20Aだからなおさら)、それなりにくつろげて帰れたと思っている。それだけANAでプレエコ慣れしていることもあったのだが、この3万は投資に値したと感じている。

もっともこういう負担なくいい席にありつけるといいのだが、なかなか難しい。今後は、有償でもいいから自力でアップグレード可能なチョイスを求めていきたいと思った次第だ。

アップグレードの投資についてもう一つ補足。座席・サービス以外にもう一つだけメリットがあった。それは獲得マイル数。

ブッキングクラスでVにて確保したのだが、今回のアップグレードでNというクラスに上がり、70%相当のマイル並びにPPがついている。このN、ここ(ANAにおけるLX搭乗時の獲得マイル)にも現れない例外的なクラスのようだ。いずれにしても1200マイル & pp相当が転がり込んできたことは意外にも嬉しいかも。


以上、これで2023/4のジュネーブ日記の全記録を書き上げたつもりだ。あとはまとめページを作って締めとなる。

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