FlixBus初見参

今回のハイデルベルク出張、最後にそして最も記録に残したいものは、このFlixBus (ドイツを中心に運行する格安バス) について。

今回の出張では、フランクフルト国際空港から往路はマンハイム経由でドイツ国鉄を利用。電車代は25ユーロで時間にしてトータルで1時間ほどだった。マンハイムまでのICEは空いていたので快適であったが、やはり少し高いかと思い、帰路は周りが勧めるバスを使ってみることにした。

ただ、バスと言っても、エアポートリムジンでなく、”Heidelberg FRA bus” で検索して出てきた、FlixBus だった。しかも、こんな感じで、いきなりHeidelberg → Frankfurt で検索画面が出て、日付を入れると即予約可能便が出てくる単純な結果が返ってきた。以下の画面はあくまでサンプルであるが、実際には直前ということもあり、 13.7(+税で13.97)ユーロの直行便を選択することにした。

flix_route予約後に送られてきたPDFファイルを抜き出すとこんな感じだ。

flixbus_ticket

しかも親切にタグまで送ってきた。そこまでしないといけないのか思ったのだが、実はそれはまだFlixBusが何たるかを知らなかった自分の経験値不足によるものであった。

luggage_flxi


さて乗車であるが、やや早めの16:00ごろにハイデルベルク中央駅に着いた。バス停はこの位置になる。隣にマクドナルドがあるのでそれが目印になるかと思う。

dscn5044

ところが、この前後に不気味な SMS を 2通受け取っていた。

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一つは、15:48 に 45 分遅れるという案内。そして、もう一つはバスの詳細な情報。gray とはなんぞやと思いつつ、遅れるので代車で出る(すなわち定刻に出るかも)のかと、とんでもない勘違いを起こしてしまった。

そういう事情もあったので、遅れるはずなのに 16:20ごろからバス停で待ち、様子を見ることにした。すると、やってきたのは 108 系統、しかしZurich (チューリッヒ)行きのバス。

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ここで、先の二つのSMSの意味がつながった。つまり、これから乗ろうとしいた108系統は、フランクフルトとチューリッヒ間を結ぶ長距離バスであり、遠くチューリッヒから来るから遅れが重なり45分の遅延が発生しているということらしい。また、遅れとは無関係にこの日のバスは、FlixBus の基本カラーである黄緑でなく灰色(gray)のAtnoni社のバスが来るということらしいのだ。また、こういう運行形態なら、確かに荷物タグを送付するの納得できる。

従って、ここから更に1時間強待つことになった。16:50ごろにやってきたのはニュルンベルグ行き109系統。(17:00発なのでほぼ定刻)

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そして、Gray だけどフランクフルト経由ドルトムント行き117 系統 (17:10; 25分遅れ)。dscn5055

シュトゥットガルト経由ミュンヘン行き 227系統 (17:25; 定刻)dscn5056

そして、17:30 に本当に約45分遅れで、お目当てのAntoni社運行のフランクフルト行き108系統がやってきた。

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乗車後は、ほぼ1時間(スケジュール通り)で18:35ごろフランクフルト国際空港に到着。ただしターミナル2に到着になる。

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ルフトハンザ便・ANA便はターミナル1なので、スカイトレインで移動になる。

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ということで、初めて使ってみたFlixBusであるが、空港アクセスとして使うには色々難があるなあと思った次第だ。少なくとも以下の条件は満足する必要があるように感じた。

  • データ通信(少なくともSMS受信)できる環境があること
  • 自分の乗るルートの始発がどこかを確認できること(遅延対策)
  • それでも時間に余裕があること
  • ターミナル2でチェックインであること
  • あと、個人差もあるけどトイレ事情と乗車時間を把握できること (バスには一応付いているけど、今回は待たされたので、乗るまでの対策を)

追伸: この記事書いていて、何度もFlxiBus とタイポしてました…

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